Fighting Kouichi!


by m.ko-1
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今のままでいい

実は一番キツイのが、これですな。
「別に悪いもんじゃない」と分っている人たちでも、特にいまの日本では、「別に食べるものが無くて困ってるわけでもないし、今のままでいいじゃん。新しいものなんて必要ない」と言うのが本音ではないか。

つまり、反対派の人たちはリスクを誇張して反対するが、サイレントマジョリティーの本音はリスクの大小というよりも、「メリットが見えないため支持する理由もない」というところにあるような気がする。

年間1万人もの死者を出す危険な代物とわかっていても、たいていの人は便利さを求めて車に乗る。
「電磁波が脳腫瘍を引き起こす」とかいちゃもんをつけられたとしても、その情報の真偽よりも便利さから携帯電話も爆発的に普及した。
カップラーメンも一時期「環境ホルモン」とか話題になったときには一時的に売り上げも落ちたようだが、今やほとんど気にすることなく消費されている。

一時期流行った「買ってはいけない」と言う本にはそんなにせ科学のオンパレードで、あらゆる商品にいちゃもんをつけまくっていた。それを読んだ人たちも一時的にはそれらを避けたかもしれないが、結局便利なら、すぐにそんなことは忘れてまた使い始める。

遺伝子組換え食品がカップラーメンになれないのは、便利さ、有用性が理解されていないためだろうが、それ以前に出回っていないのだから、便利さを実感することもできるはずもない・・・

大きなことを言えば、地球規模では将来的に確実に食料不足がやって来る。日本もいつまでも金に任せて食料をかき集められるわけではなかろう。そんな時の解決策のひとつとして遺伝子組換え作物の開発は進めておくべき、と言うのが研究者の大義名分のひとつだ。

しかし現実にいま困っていない人たちに将来の危機を唱えても耳は傾けてもらえない。

それでは携帯やクルマなどと同じように消費者が便利さを実感できるものを開発したらどうか、と言うのがもう一つのアプローチだ。栄養価を高めたものとか、花粉症を抑えるものとか、アレルゲンをなくしたものとかがそれにあたる。

何はともあれ、一旦普通のスーパーに並べられるようになりさえすれば、実はすんなり受け入れられる気がするが、風評を恐れる農家、企業、スーパーの自主規制を解くカギが見つからない。
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by m.ko-1 | 2004-04-15 02:41 | GMO