経済的自由
2004年 03月 15日
資産運用のひとつの大きな目的は経済的な自由を目指すことだ。
別にロバートキヨサキが言っているような、ヤングリタイヤを目指すわけではないのだが・・・
経済的な自由の目的の一つは生活防衛。自分も妻も決して安定した職場ではないから、職を失った時に路頭に迷わないように、最低限の生活費は本職以外で手に入れる術を身につけておく必要がある。
職を失う危険のない公務員をやっていたとしても、老後を考えたら一世代前の資産運用法では不安が残るだろう。つまり一戸建ての家をローンを組んで買って、あとは銀行の預金と保険と退職金と年金に頼るというプラン。
保険や銀行の利回りは高いし(ホント、銀行の預金で5%とか8%とか、今考えると元金保障でそんな利率がついたらすごいことだ)、土地の値上がりも期待できたし、退職金や年金も確実に出るという時代にはそれで十分。あとはリストラされないように会社にしがみついておけば生活は安泰だ。
しかし今では、保険や銀行の利回りはないも同然だし、土地は都心の一部を除いて下がりつづけているし、退職金や年金だって当てにはならない。
次に職業の自由の確保。仕事を辞めたとたんに生活に困るようでは、仕事の内容に疑問を感じても容易に辞めることは出来ない。うちの会社はワンマン経営で研究の方針にもいろいろ疑問を感じることもあるが、「じゃあ辞めろ」といわれても困るので、何度か社長に直言に行こうかと思ったこともあるが思いとどまっている。新しく興味のある仕事を見つけたとしても給料の制約があるし、留学をしたいと思っても生活費の裏づけがなくては出来ない。生活を人質に取られているとサラリーマンの悲哀を味わうことになるのだ。
逆にいつでも辞めることができるとなると、雇われ人といえども強くなれる。
さらに「働かなくても好きなだけのお金が手に入るとしたら、何をするか?」という質問は自分の天職を考える上で役に立つ。職業の第一の目的はお金を得ることだから、その前提がなくなったときに何をするか、それがわかれば本当に目指すべき職業も見えてくるだろう。
今の職業にそれなりにやりがいを感じて、それなりに満足していたとしても、それは生活を人質に取られて知らず知らずに自分で自分をだましているだけではないのか?単なる惰性ではないのか?そんな意識改革を促すこともできる。
生活防衛にしても職業の自由にしても、飛びぬけた才能と実力を持っていれば問題ない。本職以外に目を向けるより、本職を磨くことに専念した方がよい。というのもひとつの正論ではあるが、暴論でもある。
どんなにそれが天職と思って一心不乱に努力しても、ほとんどの人はイチローになることはできない。2−3年プロで活躍できればかなりいいほうだ。野球以外知らないと、その後はラーメン屋でもやることになる。(別にラーメン屋がよくないというわけではなく、本来やりたいことをやれないという意味なので誤解なきよう)
最近は多分こういうことは誰もが漠然とでも考えているのだろう。新聞でもリストラだの年金だの毎日不安をあおるような記事が載っているし、金持ち父さんとか年収300万時代とかのお金本やマネー雑誌が売れまくっているし、普通の週刊誌にすら「これから10倍になる厳選銘柄100」みたいな記事があふれている。(自分は見出し以外読んだことはないが。)
そんな不安な雰囲気に乗じるような資産運用の勧誘も実に多い。
ゴールドラッシュで儲けたのが鉄道をひいたり、つるはしなどの道具を売ったり、ジーパンを作った人たちだけだったというように、今回も結局儲けたのは、不安に乗じた本や雑誌や証券会社だけということにならないように冷静に判断しなくてはならない。
別にロバートキヨサキが言っているような、ヤングリタイヤを目指すわけではないのだが・・・
経済的な自由の目的の一つは生活防衛。自分も妻も決して安定した職場ではないから、職を失った時に路頭に迷わないように、最低限の生活費は本職以外で手に入れる術を身につけておく必要がある。
職を失う危険のない公務員をやっていたとしても、老後を考えたら一世代前の資産運用法では不安が残るだろう。つまり一戸建ての家をローンを組んで買って、あとは銀行の預金と保険と退職金と年金に頼るというプラン。
保険や銀行の利回りは高いし(ホント、銀行の預金で5%とか8%とか、今考えると元金保障でそんな利率がついたらすごいことだ)、土地の値上がりも期待できたし、退職金や年金も確実に出るという時代にはそれで十分。あとはリストラされないように会社にしがみついておけば生活は安泰だ。
しかし今では、保険や銀行の利回りはないも同然だし、土地は都心の一部を除いて下がりつづけているし、退職金や年金だって当てにはならない。
次に職業の自由の確保。仕事を辞めたとたんに生活に困るようでは、仕事の内容に疑問を感じても容易に辞めることは出来ない。うちの会社はワンマン経営で研究の方針にもいろいろ疑問を感じることもあるが、「じゃあ辞めろ」といわれても困るので、何度か社長に直言に行こうかと思ったこともあるが思いとどまっている。新しく興味のある仕事を見つけたとしても給料の制約があるし、留学をしたいと思っても生活費の裏づけがなくては出来ない。生活を人質に取られているとサラリーマンの悲哀を味わうことになるのだ。
逆にいつでも辞めることができるとなると、雇われ人といえども強くなれる。
さらに「働かなくても好きなだけのお金が手に入るとしたら、何をするか?」という質問は自分の天職を考える上で役に立つ。職業の第一の目的はお金を得ることだから、その前提がなくなったときに何をするか、それがわかれば本当に目指すべき職業も見えてくるだろう。
今の職業にそれなりにやりがいを感じて、それなりに満足していたとしても、それは生活を人質に取られて知らず知らずに自分で自分をだましているだけではないのか?単なる惰性ではないのか?そんな意識改革を促すこともできる。
生活防衛にしても職業の自由にしても、飛びぬけた才能と実力を持っていれば問題ない。本職以外に目を向けるより、本職を磨くことに専念した方がよい。というのもひとつの正論ではあるが、暴論でもある。
どんなにそれが天職と思って一心不乱に努力しても、ほとんどの人はイチローになることはできない。2−3年プロで活躍できればかなりいいほうだ。野球以外知らないと、その後はラーメン屋でもやることになる。(別にラーメン屋がよくないというわけではなく、本来やりたいことをやれないという意味なので誤解なきよう)
最近は多分こういうことは誰もが漠然とでも考えているのだろう。新聞でもリストラだの年金だの毎日不安をあおるような記事が載っているし、金持ち父さんとか年収300万時代とかのお金本やマネー雑誌が売れまくっているし、普通の週刊誌にすら「これから10倍になる厳選銘柄100」みたいな記事があふれている。(自分は見出し以外読んだことはないが。)
そんな不安な雰囲気に乗じるような資産運用の勧誘も実に多い。
ゴールドラッシュで儲けたのが鉄道をひいたり、つるはしなどの道具を売ったり、ジーパンを作った人たちだけだったというように、今回も結局儲けたのは、不安に乗じた本や雑誌や証券会社だけということにならないように冷静に判断しなくてはならない。
by m.ko-1
| 2004-03-15 13:47
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